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大学の話

公開日: : 最終更新日:2015/07/16 書物 ,

 

中国の文化史・思想史において決してはずせないのが 四書五経 です。

日本人でも聞いたことがないって人はいないでしょう。

社会の時間に習いましたよね。

 

中国古典名言事典(諸橋轍次/講談社学術文庫)によりますと、五経の一つに数えられる 礼記 は、

漢の時代に、それまでにあった周代からの礼に関する書物二百十四篇から、

戴聖という人が四十九篇を選んで編纂したもの、ということです。

 

今回取り上げる 大学、 そして 中庸 は 元々それぞれその礼記四十九篇の中の一篇だったのですが、

宋の時代には、独立した書物と見なされるようになっていたそうです。

 

そしてここで登場するのが 朱熹、朱子学の創始者です。

朱熹は、 論語 孟子 だけでなく、 大学 中庸 にも注釈を施すという大仕事を成しました。

このことにより 大学 中庸 は、 論語 孟子 に並ぶ書物と見なされるようになったのです。

言わば、中国思想界の大巨人にお墨付きをもらったわけですね。

四書 として最大級の権威を獲得し、

現在に至るまでに数多くの人々に多大な影響を与えてきたことは今さら言うまでもないでしょう。

 

大学 は、北宋の二程氏が「初学入徳の門」と称したように、四書の中でも最初に学ぶべき書とされています。

学を志す者の心の持ち方のようなことが書かれてあるようです。

では、学を志していた頃を思い出しながら、いくつかピックアップしてみましょう。

 

其の意を誠にすとは、自ら欺くことなきなり。

(自分の心を誠にするということは、自らを欺かないことである。)

 

小学生の時いましたよ、

「本当は分かってたけど、わざと間違えた」 という全く意味不明な嘘をつく奴。

何のメリットもないだろうに。

 

好(よみ)して其の悪を知り、悪(にく)みて其の美を知る者は、天下に鮮(すく)なし。

(好きな人の悪いところを知り、嫌いな人の良いところを知る人は、世の中には少ない。)

 

これもいました、人の悪口ばっかり言ってる連中。

よくあれだけ次から次へと出てくるもんだと思ってました。

良いところも見ないといけません。

 

心誠に之れを求むれば、中(あた)らずと雖(いえど)も遠からず。

(心から真に求めれば、到達しないまでも近くまでは求められる。)

 

ゲーム買ってもらえない子、頑張って小遣いためてドラクエ買ってましたよ。

本体持ってないのに・・・

 

 

どうでしたでしょうか?

少ししか紹介できませんでしたが、要するに誠の心が大切ってことですよね。

現代にも通用する、まさに不変の真理ってやつでしょう。

他にも心に沁みる素敵な言葉がたくさん書かれてありますので、

皆様も是非一度、触れてみてはいかがですか?

 

この人も読んでます。

二宮金次郎像

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