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レジーナ・スペクターの話

公開日: : 最終更新日:2015/07/16 人物

『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』のエンドロールで流れた “The Call” を聴いて以来、レジーナ・スペクター のファンです。

 

1980年にソ連のモスクワで生まれた彼女は、父がアマチュアヴァイオリニスト、母が音楽学校の教師という、音楽に恵まれた家庭環境で育ちます。

1980年代といえば、ソ連はブレジネフ政権によってもたらされた長期の経済停滞から脱するべく、大きな変革が断行された時期です。1985年に国家の最高指導者となったゴルバチョフはペレストロイカやグラスノスチを推し進め、社会主義体制の抜本的改革を目指しました。民主化の波が押し寄せ、西側の文化も多く流入してきたことでしょう。実際にレジーナも少女期に、ビートルズやクイーンなどの西側のロックミュージックの影響を受けたようです。

9歳までモスクワで過ごした後、数か国に居住し様々な音楽や文化に触れたことが、彼女のソングライターとしての資質に鮮やかな色合いを付け加えたと思われます。

 

2001年の自主制作盤『11:11』を皮切りに現在まで7枚のアルバムがリリースされています。初期は乾いた歌声で投げ捨てるように唄っていたのが、2006年の『Begin to Hope』以降は声にウェット感を持たせ柔らかみも表現するようになりました。ピアノの弾き語りが基本ですが、ラップが入る曲があったり、ボイスパーカッションが入る曲があったり、よく子供がやるように上下の唇をブルブル震わせながらブーッと延々言っているようなのもあり、とにかく独特です。悪ふざけのようでいて、心の赴くまま思いつくままを歌にしたような音楽スタイルでいろんなジャンルをレジーナテイストに仕立てあげるのはまさに比類ない才能のなせる業であり、激動の時世に生まれ多感な時期に各国の音楽・文化を吸収しつつ自己を形成していったことが、誰も真似ることのできない独特の作風を作り上げるに至ったことは間違いないでしょう。

 

好き嫌いは分かれると思いますが、名曲と呼んでいい曲もたくさんあります。”Us”, “Fedelity”, “Samson”, “Don’t Leave Me(Ne Me Quitte Pas)”, “How” などなど、他にもまだまだ。

 

レジーナ・スペクター

 

皆様にも是非聴いてもらいたいです。ちなみに、日本盤が出てるのは『 Far 』と、ナルニアのサントラだけですけど・・・

 

 

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