>

*

アルツハイマー型認知症の話

公開日: : 最終更新日:2015/07/27 介護, 健康

アルツハイマー型認知症 は、日本の三大認知症の一つです。男性よりも女性の発症が多いと言われています。また、年々増加する傾向にあるようです。

 

脳の中にアミロイドベータというタンパク質がたまることによりできる 老人斑、タウというタンパク質がたまってできる 神経原線維変化 、この二つの構造物が脳内のいたるところにできることによって脳の神経細胞が壊されていきます。それにより脳が次第に萎縮していって身体の様々な機能が低下していきます。

老人斑や神経原繊維変化ができる原因については、まだはっきりとは分かっていないそうです。

 

アルツハイマー型認知症は、記憶障害から始まります。もの忘れがひどくなり、忘れていることを人から指摘されても思い出せなくなります。

進行していくと、徐々に見当識障害や実行機能障害が現れます。時間・場所・人物について正しく認識ができなくなっていったり、目的とすることをやり遂げるためには何をしていけばよいかということが分からなくなっていったりします。

さらに進行すると、失語、失行、失認などの症状が出てきます。物の名前が出てこなくなる、物の使い方が分からなくなる、物を認識したり区別したりできなくなる、といったようなことです。

これらは、脳の神経細胞が死んでいくことを直接の原因とした 中核症状 で、以前は当たり前に出来ていたことが脳の障害によって出来なくなってしまいます。

 

それに加えて、本人の性格や生活環境、心理状態などの影響で現れる 周辺症状 というものもあります。”不安・焦燥”、”うつ”、”幻覚・妄想”、”興奮・暴力”、”徘徊” などがそれにあたります。

周辺症状は周囲の様々な要因の影響を受けて現れます。ケアする側の人は、ケアされる人の生活に大きく関わることになりますから、その対応一つが周辺症状の現れ方を左右するということも充分ありますので、ケアされる人が何を求め、ケアする側は何をするべきかを的確に判断していくことが重要です。

 

アルツハイマー型認知症は、現在のところ、完全に治癒することが不可能な病気です。しかし、早期に発見し治療を始めることで症状の進行を遅らせることができます。

経度認知障害(MCI)と診断された人の半数以上は、アルツハイマー型認知症に発展すると言われています。もの忘れがひどくなってきたと感じられる方は早めに医師の診断を受けてください。

 


介護・福祉・医療の資格情報サイト『シカトル』

補助金活用でお得にリフォーム!まずはお見積もりから♪

関連記事

お酒とアルツハイマー病の話

当ブログの9月23日の記事 食用油と健康の話 の n-6系脂肪酸のところで少し触れましたが、サラダ油

記事を読む

献血ルーム ももたろう

献血の話

日本では1日あたり約3000人の患者さんが輸血を受けているそうです。 それに対し、1日あたり必

記事を読む

背筋ピィーンの話

猫背 はデメリットだらけ、いいことなんか一つもありません。早急に治しましょう。 猫背を治さない

記事を読む

人工甘味料の危険性の話

”カロリーオフ” や ”低カロリー” を謳った食品や飲料には人工甘味料を含んでいるものが多くあります

記事を読む

認知症の話

いろいろな原因によって脳の神経細胞が壊れてしまい、認知機能(記憶、言語、行為、認識、実行機能など)が

記事を読む

生活不活発病の話

身体をあまり動かさない状態が続くなどして筋肉・骨・心臓・肺などが衰え、実年齢以上に心身機能が低下して

記事を読む

帯状疱疹の話

過去に 水ぼうそう にかかったことがある方は 帯状疱疹 が発症する可能性があります。

記事を読む

異性化糖の危険性の話

”異性化糖” と言ってもあまり耳にされたことがないかも知れません。 果糖ブドウ糖液糖 や ブド

記事を読む

介護の資格の話

平成24年4月の介護保険制度の改正で介護職員のキャリアアップの仕組みがより分かりやすいものへと変えら

記事を読む

前頭側頭型認知症の話

前頭側頭型認知症 は以前はピック病と呼ばれていました。ですが最近では、脳の神経細胞にピック球が溜まる

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑