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人工甘味料の危険性の話

”カロリーオフ” や ”低カロリー” を謳った食品や飲料には人工甘味料を含んでいるものが多くあります。それは、甘みを加えたり味を調整するためです。

ダイエットコーラやスポーツドリンク、缶コーヒー、それから発泡酒などにも入っている商品が結構あります。

 

人工甘味料には砂糖の数百倍の甘みがあり、ほんの少しの使用量で十分な甘みを得られることから、カロリー制限する場合には有効とされています。

 

しかし、カロリーがないにも関わらず、人口甘味料の摂取によって肥満や糖尿病を引き起こす危険性もあるそうです。

それはどういう理由なのでしょうか?

 

 

その前に、人口甘味料にはどのようなものがあるか見てみたいと思います。

 

人口甘味料

人工甘味料は、自然界には存在せず人工的に合成された甘味料で、食品添加物に含まれます。厚生労働省の指定添加物リストに載っている人口甘味料は五つです。

 

サッカリン

サッカリンは1879年にジョンズ・ホプキンス大学のコンスタンチン・ファールバーグとアイラ・レムセンによってコールタールの研究中に偶然発見されたそうです。

砂糖の約200〜700倍の甘みがあります。

痺れるような後味があったり、高濃度では苦味があることなどから、現在の日本では食品にはほとんど使用されていません。

 

アスパルテーム

アスパルテームは1965年に米・サール薬品が胃潰瘍の新薬の研究中に偶然発見したものです。

大量生産の技術は日本の味の素が開発したそうです。

砂糖の約160〜220倍の甘みがあります。

ダイエット飲料やヨーグルト、お菓子などに多く使用され、年間250トンが日本でも消費されているそうです。

 

アスパルテームは体内で代謝され、フェニルアラニン、アスパラギン酸、メタノールに分解されますが、このうちアスパラギン酸は脳の神経細胞やアストロサイトという細胞に悪影響を与えるという研究結果もあります。

 

スクラロース

スクラロースは1976年に英・テイト&ライル社とロンドン大学クイーンエリザベスカレッジとの共同研究による新しい殺虫剤の開発中に偶然発見されました。

砂糖の約600倍の甘みがあります。

砂糖に近い甘みを持つため清涼飲料水やアイスクリーム、お菓子などたくさんの食品で使用されています。

 

スクラロースはショ糖の8個のヒドロキシ基のうち3つを塩素で置換したものです。塩素を含むため危険性を指摘する声もあります。

 

アセスルファムカリウム

アセスルファムカリウムは1967年にドイツの製薬会社ヘキストのカール・クラウスによって偶然発見されました。

砂糖の約200倍の甘みがあります。

清涼飲料水やお菓子、漬物など食品全般で使用されています。

 

製造過程で溶媒として塩化メチレンを使用するため、安全性を不安視する意見もあるようです。

 

ネオテーム

ネオテームは米・モンサント社により開発され、2002年にアメリカ食品医薬局によって一般食品への使用が承認されています。

砂糖の約7000〜13000倍の甘みがあります。

日本では2007年に食品添加物として承認され、今後は様々な食品に使用されていくことが予想されます。

 

ネオテームは、アスパルテームに3,3-ジメチルブチルアルデヒドを加えて合成したものです。

3,3-ジメチルブチルアルデヒドはアメリカ環境保護庁の ”最も有害な化学物質リスト” に掲載されていて、ネオテームの摂取により皮膚や目、呼吸器が刺激を受けるという危険性が懸念されています。

 

 

人工甘味料の有害性

糖尿病

通常、食事によって血糖値が上昇すると、血糖値を一定に保とうとする機能が働いて膵臓からインシュリンが分泌されます。インシュリンの作用で血中のブドウ糖からグリコーゲンが合成され肝臓や筋肉中に貯蔵されますが、貯蔵しきれない分は脂肪として体内に蓄えられます。<コチラもご覧ください:低インシュリンダイエットの話

 

人工甘味料の摂取によってもインシュリンが分泌されることが研究により分かっているそうです。

 

長期に亘って多量の人工甘味料を摂り続けることで、インシュリンを分泌する能力が疲弊し衰弱して血糖値を下げられなくなり、糖尿病へと繋がっていく恐れがあります。

 

肥満

人工甘味料はドーパミンの分泌を促進します。ドーパミンとは快楽に関係する神経伝達物質で、過剰に分泌されると欲求が強くなりすぎ抑制が出来なくなってしまいます。

カロリーがないからといって人工甘味料入りのダイエット飲料を飲んでも、却って食欲が増進しその結果暴飲暴食に走り肥満になる、ということもあります。

 

その他

ハーバード大学の11年間に亘り三千人以上の女性に対して行った調査では、人口甘味料入りのソーダを一日二缶以上飲んでいた人は飲んでいなかった人と比べて腎臓の機能が約30%低下していたそうです。

 

またコロンビア大学の調査では、人口甘味料入りのソーダを毎日飲んだ人は飲んでない人に比べて脳卒中や心筋梗塞の危険性が約43%高くなっていたそうです。

 

 

 

人工甘味料は発見されてからまだ間もないものが多く、十分な調査・研究が行われているとは言えません。

 

さらにアメリカでは、製薬会社と食品医薬局との癒着の問題が指摘されており、不利なデータを隠蔽して承認された可能性もあるそうです。

 

人工甘味料はかなりグレーゾーンな食品添加物かもしれません。

 

心配な方は人工甘味料とは縁がなさそうな緑茶・麦茶・烏龍茶を飲みましょう。

 

 

今回の記事は『カロリーゼロにだまされるな -本当は怖い人工甘味料の裏側』(大西睦子/ダイヤモンド社)を参考にさせていただきました。

 

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